動画制作の初心者が動画編集ソフトで使うパソコン選びで注意すべき3つのポイント

これから動画制作を始めたいという人が、まず最低限、揃えなければならないものが2つあります!
撮影するためのカメラと、編集するためのパソコンです。
今回は、動画編集のためのパソコン選びで、気を付けておきたい3つのポイントをご紹介します。
【目次】
1 OSは、周りを見て選ぶ
初めて動画制作のためにパソコンを買う人が、最初にぶつかる悩みどころは「Macか、Windowsか」ではないでしょうか?
動画制作というクリエイティブな仕事ですので、何となく「Macがいいんじゃね?」みたいに思っている人も多いかと思いますが、必ずしもそうとは言い切れません。
では、どちらを選べば良いかというと、これは、「ご自分の周辺にあるパソコンが何か」に合わせてください。
つまり、クライアントや周りのスタッフがMacを多く使っているのであればMac。Windowsなら自分もWindowsという具合です。
なぜそうするかというと、単純に業務効率の問題です。
例えば、違うOS同士でデータのやり取りをすると、文字化けによるトラブルの危険が生まれる、といったことです。
正直、OSの性能としては、MacでもWindowsでも、はっきり言ってどっちでもいいんです!
では学生さんなど、周りの環境による縛りがないという人はどうでしょう。
そういう人に、私がどちらを勧めるかというとMacでしょうね。
業界的にMacユーザーが多いのは確かですので、そういうクリエイター感を出せるというのはあります。
2 メモリ容量よりも、ハードディスク容量を重視
次にパソコンの性能についてです。
これは人によって考えが違うかもしれませんが、通常の作業であれば、メモリは8GBあれば十分だと思います。
動画編集ソフト「Adobe Creative Premiere(プレミア)」だけを使うのであれば、8GBで大丈夫です。
もし、同時に「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator(イラストレータ)」などを使うのであれば、8GBではややキツイかもしれません。
でも、別にあえて同時に使う必要もありませんよね。要は使い方です。
無理に16GBとか32GBとかを買おうとする人が、けっこう多いように感じます。
(というか、私も昔はそう考えていました)
でもメモリ容量を選ぶポイントは、上にあげたようなソフトのデータを同時に開くかどうかということです。
もちろん、予算に余裕があれば、メモリ容量は多いにこしたことはありませんが、そんなにこだわる必要はありません。
8GBと16GBのパソコンで、動画の出来が2倍違うかというと、全然そんなことないですから。
メモリよりもこだわっていただきたいのは、HDD(ハードディスク)です。
動画制作をプロとしてやっていこうとする人は、しっかり大容量のものを持っておいたほうがいいですね。
外付けのHDDもありますが、やはりパソコン本体内にHDDがある方が読み込みスピードで優れているので。
ただこれも、作ろうと考えている動画の内容で決めたほうがいいです。
1分や2分の映像の制作が多いならば、そんなにデータは重くありません。
ですが、記録映像、たとえば結婚式の映像とかだと、最終的には1時間半くらいのボリュームになったりするので、そういう人は容量の大きいものを選びましょう。
あと、グラフィックボードは必須ですね。
個人的には、NVIDIA(エヌビディア)のグラフィックボードをおすすめします。
3 これから始める人は、ノートPC
時々聞かれるのが、ノートパソコンとデスクトップパソコンとの違いです。
デスクトップのほうが、動画の書き出しなどが早いというメリットはあります。
もちろんディスプレイの大きさも違いますので、作業性にも影響します。
動画は、作り込めば作り込むほど、作業が細かくなっていきます。
そうなると、編集ソフトも次第に重くなりがち。
メモリ容量の大きいデスクトップだと、ノートよりもまだ重くならない感じがします。
ただノートパソコンは、「外に持ち運べる」という絶対的なメリットがあります。
上記にあげたデスクトップの利点も捨てがたいですが、持ち運びできることを考えたら、私は今から動画制作を学ぶ人・独立する人には絶対ノートパソコンをすすめます。
まとめ
動画制作に使うパソコン選び、慎重になる気持ちはよく分かります。
ですが基本的には、「これでなければ作れない!」といったものではなく、作業環境にあわせて選ぶのが良いと思います。
また、これから動画制作を始める人にはノートPCをおすすめします。
以上、「動画編集で使うパソコン選びで注意すべき3つのポイント」についてでした。
