知っておくと便利!現場での業界用語
撮影の現場や編集、ミーティングなど、話をしているとさまざまな用語が飛び交います。
言葉の意味や内容を知っておくと、飛び交う会話の中に皆さんもプロとして参加できちゃいます!
聞いたことあるような・・・?という言葉もきっとありますよ!
今回は現場での用語をまとめてみました!
ロケーション
これは良く聞く言葉ですよね!意味合いは屋外での撮影、屋外での撮影行為のことです。風景撮影もロケです。
略称で「ロケ」と言います。
この「ロケ」という言葉が付くのは、他にもあります。
・ロケーションハンティング→略してロケハン
=屋外での撮影のための下見。室内でもスタジオのロケハン行くなどと言います。
・ロケバス=ロケに行くときにスタッフやキャストを乗せるバス。
・ロケ弁=ロケ中に支給される弁当。
・ロケセット=既存の建物をそのまま、または手直しして撮影に使う事。
↑この4つは結構聞く言葉かもしれませんね。
うるさい
怒っているのではないですよ。よけいなものが写り込んでいる状態のことを言います。
被写体よりも目が行ってしまったり、ごちゃごちゃしていて視点が定まらない映像。
わらう
どける。撮影に支障のない場所へ移動させる。
「そこ、うるさいから全部わらおう」なんて言い方をします。
=そこのものが映り込んでて邪魔だから移動させて。って意味ですね。
立ち位置
出演者が立つ位置。たたせる位置。
バミる
出演者や物の位置をテープで有香に貼って指定することを言います。撮影現場でもよく使いますし、舞台でもバミりはよく見かけますね。
バミったテープにキャストの名前が書かれていたりもします。
出演者を立ち止まらせて「今の立ち位置で行くから、左足のつま先、全員分バミっといて」
なんて感じで言います。
同時録音→略して同録
映像の撮影と同時に音声の録音もすること。スタジオなどを借りるときに、同録をするときには、問い合わせをして同録は可能か聞きます。
防音がないスタジオで同録するにあたり、外部の音が入ると撮影できないこともありますので。
アフターレコーディング→略してアフレコ
映像を見ながらそれに合わせてセリフやSE(効果音)を録音する方法。
「今回はアフレコだから同録できるスタジオじゃなくてもいいよ」
なんて感じで言います。アフレコは撮影のスタジオではしません。だから外部の音が映像に入っても消せばいいので、大丈夫なのです。
なめる
被写体の手前に、人物の一部や物品の一部を画面に入れる事。
「〇〇さんの肩なめで△△さんを入れようか」という感じで言います。ちょっとわかりづらいかな?
例をあげましょう。
←こんな感じです。こうすることで、被写体のみを映すよりも対話している雰囲気が伝わりますね。
とれ高
撮影された映像素材で実際に使えそうな部分のこと。
てっぺん
夜中の24時のことを指します。時計の針が真上を向くことが語源だとか。
「まだかかりそう?」 「いえ、結構とれ高あるんで、てっぺんまでには終われます」
といった感じになります。
インサート
連続している映像の合間に別の映像や音声を挟み込む編集の技法です。
今回は現場での用語を主に載せていますが、このインサートはとても重要なことで、少しでも現場で撮影以外の合間や休憩があると、カメラマンやディレクターはいい感じで使えそうな場所や物、動作を見つけては撮っています。これによって動きのある、メリハリのついた良い映像が作れます。だから現場での必須作業となるのです!
「この集合待ちの間に、使えそうなインサート撮っておこうか」とよく言います。
例えば弊社作成のこちら↓
こちらはリクルート映像のインタビュー動画ですが、インタビューだけではないですよね。例えば0:07~0:10の仕事している風景や0:30~1:20までの映像は、仕事風景を撮る時間も勿論設けていましたが、それ以外にも合間を見て、カメラマンがススッと撮影していたものがいくつもあります。そういうインサートをたくさん撮っておくと、繋ぎの場面も良い映像が出来上がるのです。
みなさん、いかがでいたか?耳にしたことのある言葉もきっとあったことでしょう。
しかし、まだまだありますよ~!
あ、、これも第2弾できるかもですね!
業界の用語も面白いもんですよ!