カメラマンの技術に絶対必須!第4弾カメラ高さとアングル
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カメラマンの技術に絶対必須!第1弾カメラ・ワークの基本
今回はカメラ高さとアングルについてです。
アングル(angle)は英語で「角度」や「多角形の角(かど)」を意味する名詞です。動詞では「何かを特定の角度に曲げる」という意味になります。
被写体となる人物の目の高さと同じ高さを「アイ・レベル」、あるいは「目高」と言います。人物以外の物体などで考えるときは、そのもの自体の中心となる点を「目」と考えます。
アイ・レベル、水平アングルは、視聴者がもっとも落ち着いて見られる撮影方法で、構図の基本とされています。
途中ですが、豆知識。
カメラアングルとカメラポジションの違いをご存知ですか?
説明しろと言われると説明できないような・・・・・
アングルは先ほど説明しましたが、ポジションとは英語で、「位置」や「場所」「姿勢」を意味する名詞です。
「アングル」は、カメラの上下の傾きを示しますが、具体的な位置や高さを意味するわけではありません。逆に「カメラポジション」は、カメラの撮影位置を示す言葉です。
カメラの角度を示す「アングル」と、位置を示す「ポジション」。
この2つが組み合わさることによって、多彩な表現効果が生まれてくるんです!
あ、今回はアングルの回ですが、「高さと」と題名に付けたからには、ある意味「ポジション」とのセットの説明になりますね!
そして、カメラのアングルや高さを変えることは、映像に動きを付ける事だけではなく、心理面の演出効果も生まれてきます。
1.俯瞰
被写体に対して高い位置から見下ろすように撮影するのが、俯瞰撮影です。別の言い方にすると、「ハイポジション」の「ハイアングル」です。自撮りするときに、カメラを高く持ち上げて、角度を下にして自分が写る様にしますよね。あれ、まさしくこれです!
映像での極端な例は、上空からの撮影。森や自然のドキュメンタリーの映像などは、状況説明のお決まりショットになっています。
また、物事を小さく、矮小(わいしょう)に見せる心理効果があります。その人物の地位や権力の低さ、心理的な弱さを表現できます。言葉は悪いですが、「人を見下す」という言葉を使うときは、基本見下ろしますよね。これも同じ表現方法になりますね。
2.あおり
一方、カメラをアイ・レベルより下に置いて、被写体を見上げるように撮影することを、あおり撮影と呼びます。さぁこれを別の言い方にすると!?そうです、「ローポジション」の「ローアングル」です!
あおり撮影は俯瞰撮影とは逆に、被写体を大きく、尊大に見せる効果があります。
また、花や植物を撮るときにローポジションにすると、猫やネズミのような小動物の視点で撮影した独特の写真になるし、小さな子供を思い切ったローアングルで撮ると、ゴジラのように巨大化して見えます。いろいろな撮り方が考えられますね!
簡単な図を作ってみました!今回は、シネマドライブ若手のバリバリ編集マン!の萌ちゃんに登場してもらいましたよ!
僕よりは・・・映える・・・よね!そらね!