動画制作業界の適正価格をご存じ?動画制作の見積もり内容を徹底解説!
動画制作をお考えの皆様にとって、良い動画を作りたいというのは言うまでもないでしょう。
ところで、動画のクオリティの他にもう一つ、皆様には気になることがありますよね。
そう、「予算」です。
早い話、「で、その動画、いくらかかるの?」ということ。
ここでは、動画制作にまつわる、お金の話に触れたいと思います。
【目次】
1 制作会社の規模別・大まかな費用感
まず、ざっくりした費用感についてです。
動画制作業界は、ざっくばらんに言うと、まず3つに分けられます。
- 個人でやっている人
- WEB用映像を中心にやっている会社(弊社はこれにあたります)
- TV制作会社
これらそれぞれ、費用感が大きく違います。
一番費用が高いのは、もちろん3番目のTV制作会社。他とはケタが違います。
業種や動画の尺にもよりますが、150~300万円という感じです。
次がWEB映像中心の制作会社。だいたい50万円以内、不動産関係なら100万円前後といったところでしょうか。
個人制作だと、5~10万円程度が相場。特に個人で立ち上げたばかりの人は、とにかく仕事が欲しいので最初はどんな内容でも、それこそ5万円でもOKというのも珍しくありません。
でも、「それじゃあTV制作会社が作る動画は、それだけ他より圧倒的に質が良いのか」というと、これはまた別の問題なんですね。
よく言われるのは、画質がベタッとしているということ。
これはなぜかというと、TV制作会社はテレビカメラで撮影するんですが、テレビカメラは背景がボケず、全体にピントが合ったような映像になりがちだからです。
あと、企画内容がお固いものになる傾向があるように思います。
逆に言えば、そんなひどい内容のものにはならず、無難なものが出来る、という印象ですね。
それとTV制作会社は、現場に来るスタッフがめちゃ多い!
音響、AD、照明…よく皆様がテレビなどで見る、いわゆる「撮影風景」のイメージです。
一方、もろもろの事情で5~10万円しか予算がない場合は、個人さんしか選択肢はないと思いますが、一つ忘れないでいただきたいのは「安すぎる人は要注意」ということ。
そこは何があっても自己責任と心してください。
動画のクオリティもそこそこ。
個人でも、むっちゃクオリティ高いのを作ってくれる人もいますが、そういう人は社会人としてのマナーがなっていなかったり、電話対応が遅かったり…というケースもいっぱいあります。
他より安いということは、他にない「何か」があるということなんです。
1回こっきりならいいかもしれませんが、それが吉と出るか凶と出るかは分かりません。
2 見積価格よりも大事なもの
初めて動画を作るような企業様だと、
「動画作っていくらになるのか、全く見当もつかん…」
というのが正直なところではないでしょうか。
実際、依頼先を決めるにあたっては、相見積をおすすめします。
3社くらいは話を聞いて見積を出させたほうが良いと思います。
ただ値段の高い安いよりももっと大事なのは、担当者と「合う」かどうか、です。
例えば見積が100万円の会社Aと200万円の会社Bがあったとして、B社の担当者のほうが信頼できると感じられたのなら、迷わずB社を選んで「150万円にならないか」と交渉したほうがいいです。
動画制作という仕事は、物の値段のように「定価」があるものではありません。
値下げ交渉は、できるものと思ってください。見積を出されて「予算が足りない」と簡単にあきらめるのでなく、信頼に足る相手であれば相談しましょう。
3 ナレーションや役者などの費用は?
お金の話になりましたので、動画制作そのもの以外の費用についても、少し触れておきますね。
まず色々なタイプの動画で必要になる「ナレーション」。
これは個人の人もあれば事務所の人もありますが、だいたい2~3万円で手配できます。
個人さんなら1万円とかでも受けられると思います。
役者さんもピンキリですが、個人でやっている人ならば相場は3~5万円。高い人はもっとします。
また、事務所に入っている人を使う場合は、肖像権の問題で、1クール(3か月~半年)で一度契約を切る(継続して使う場合は費用が発生)という話になることが多いです。
これも、個人だと縛りがないケースもありますし、事務所所属でも大阪だと「問題ないよ」と言われる場合もあります。
ちなみに、東京ではほぼないようです。東京は費用も大阪より1.5~2倍高いですね。
他には、撮影現場となるロケ地の許可を取るための費用がいる場合もあります。
例えば、河川敷で撮影するために役所に3千円支払うなどです。
こういうのは、はっきり「いくら」と決まっていないので、事前にしかるべき所に確認しておきましょう。
ららぽーとやキッザニアのようなショッピングセンター系は、ほぼお金はかかりません。
むしろ宣伝になるという考えのようです。「名前、入れといてくださいね」とか。
まとめ
動画制作を業者に依頼するとなれば、何はなくとも気になるのが費用の問題。
まず依頼先が個人か、制作会社か、TV制作会社かによって大きく違ってきます。5万円程度から100万円単位まで様々です。また役者・ナレータの手配などにも費用がかかります。
ただ値段よりも大切なことは、良い制作担当者を選ぶこと。理想の担当者さえ見つかれば、多少の費用の問題は交渉次第です。
以上、「動画制作業界の適正価格をご存じ?動画制作の見積もり内容を徹底解説!」についてでした。