初めてでも大丈夫!インタビュー動画撮影を上手に進めるコツ
動画のジャンルの1つに「インタビュー動画」というものがあります。
その名の通り、会社の社長さんや若手社員さんなどにインタビューを行い、その様子をテロップと合わせて見せる動画です。
会社案内やリクルート向けの動画では欠かせないコンテンツですね。
実は弊社、インタビュー動画はけっこうたくさん作っていまして、それなりに自信がございます。
今回は、インタビュー動画撮影のポイントについて解説してみたいと思います!
【目次】
- インタビュー動画のお手本
- インタビューでしゃべりやすくするためのポイント
(1)インタビュー内容は事前に決めておく
(2)緊張をほぐすのが一番大事! - インタビューを撮影する時のポイント
(1)背景は「壁」はNG。職場の風景が理想
(2)カメラは2台使いがベスト!
(3)目線作りも大事 - まとめ
1:インタビュー動画のお手本
まずは「インタビュー動画ってこういうもの」というのを具体的に1つ見ていただきたいと思います。
今治造船所という会社さんのリクルート動画です。
若手スタッフが、自社の良い点や仕事のやりがいなどを語っておられます。
実際の仕事の風景なども織り交ぜていて、とてもイイ感じですよね。
では、こういったインタビュー動画を作るのに大切なポイントを、いくつか挙げていきます。
ぜひ参考になさってください。
2:インタビューでしゃべりやすくするためのポイント
(1)インタビュー内容は事前に決めておく
まあこれは当然かもしれませんが、インタビューを受ける人には、
「だいたいこんなこと聞きますから、こんなこと答えてくださいね~」
といったことを事前に伝えておきます。
冒頭でも書いた通り、インタビュー動画をよく使うのはリクルート動画です。
その場合、スタッフさんたちにどんなことを聞くのかは、だいたい決まってくるんですね。
例えば、こんな感じです。
- この会社で働いてどれくらいになりますか。
- なぜこの会社で働こうと思ったんですか。
- お仕事のどこにやりがいを感じていますか。
- お客さんに言われてうれしかったこと。
- この会社の良いところを教えてください。
- 休日の過ごし方は。
こういった質問をしていって、答えてもらって、最後は「今後に向けてのメッセージ」で締めることが多いですね。
(2)緊張をほぐすのが一番大事!
インタビュー動画に登場いただくのは、ほとんどの場合、会社の社員さんなどいわゆる「素人さん」です。
いくら質問内容を事前に聞いていたとしても、カメラの前で饒舌にしゃべれるということはなかなかありません。固くなってしまったり、口ごもったり恥ずかしがったりと、なかなかうまくしゃべれない人も多いと思います。
そこで撮影者として大切な仕事は、とにかくリラックスさせること。
最初はカメラを回さずに「はい、今カメラ回してないんで、普通にしゃべってくださいねー。このお仕事、どれくらいやってるんですかぁ?」みたいな感じで気を軽くしてもらいます。緊張ほぐすために肩もんだりもしますね。
私がよくやるのは、とにかくほめる。ちょっといいこと話してくれたら「あー、今の話、めっちゃいいですね!」とほめる。そうすると、インタビュー受ける人も気持ち良くしゃべれますよね。
あと、固くなって声が小さくなってしまう人もいます。
なので、「ぼくがこうやったら、声大きくしてくださいね」というポーズとかサインを決めておくのもいいですね。
3:インタビューを撮影する時のポイント
(1)背景は「壁」はNG。職場の風景が理想
これに関連してですが、その場所の引きの風景とか、その人が実際にそこでお仕事されているところも、インタビューとは別に撮影しておくといいです。
なぜかというと、編集の時に使えるから。やっぱりインタビューだけの動画って、単調になりがちですから、間にこういった背景をはさんでやるとメリハリが出ます。あとインタビューの合間に「あー」とか「えー」とか余計な部分が入ってくるのを、編集で消すのにも使えます。
(2)カメラは2台使いがベスト!
できればインタビューの撮影はカメラ2台でやるといいです。
これも理由は、撮影というよりは、編集の時に便利だから。
インタビューの途中でカットしたい部分(「えーっと」みたいなよけいな声など)が入っちゃった時に、もし1カット(カメラ1台)しかないと、カットした部分の映像がジャンプしてしまうんです。
ここでもしカメラ2台あると、よけいな部分を削除したところでカットを切り替えれば、自然な形で編集できます。
これはちょっと、実際に編集をやった人でないと分かりにくいかもしれませんが。
(3)目線作りも大事
細かいことですが、話す人の目線も大事です。
「目線くらい……」と思うかもしれませんが、何しろインタビュー動画は、絵の大部分が話す人の表情です。せっかく良い話をしてくれてても、目線が変なところにあると、動画を見ている人はインタビューの間中ずっと違和感を持ちながら見ることになります。もったいないですよね。
私がよくやるのは、別のスタッフさんにカメラの隣にいてもらって、「この人に向かって話してくださいね」というやり方です。
まとめ
インタビュー動画は、関係者の生の声や思いを届けられるので、とても使いやすいコンテンツです。また、撮るべき内容やカットもある程度決まってくるので、慣れてくればどんどん上手に撮れると思います。
とにかく大切なのは、インタビューを受ける人にフレンドリーに接して、緊張をほぐしてあげること。そしてしゃべりやすい雰囲気を作ることです。撮影者のコミュニケーション力が問われるかもしれません。
以上、「初めてでも大丈夫!インタビュー動画撮影を上手に進めるコツ」についてでした。