これさえ押さえていれば大丈夫!映像企画書4つのポイント!
動画をクライアントに提案する際に、企画書は欠かせません。
今回は、企画書に「これさえ入れておけば大丈夫!」のポイントを4つお伝えします!
【目次】
1.タイトル
2.企画概要
3.サンプル映像
4.簡易絵コンテ
5.まとめ
タイトル
まず、タイトルは打ち合わせ時などの呼び名としても便利です。複数案ある時は尚更です。「インタビュー編」「ストーリー編」など、分かりやすい名前をつけましょう。
企画概要
「なぜ、この企画を立てるのか」をまとめたものが企画概要です。この案件だったらこの企画が最適である、その理由を述べます。それと共に、「この企画はこういう内容です」を大まかに説明しましょう。
例)
こちらは、美容専門学校の学校紹介で提案した企画です。
「Youtuber風の女性モデル(高校生に見える)が、(学校名)に潜入。構内を巡り、各学科の授業や実習を見学&体験。」が大まかな企画内容です。その後の文章、「在校生の日常を見せ~」が企画意図ですね。ここでの企画のポイントは、「生の声」ということと「退屈することなく観てもらえる」、そして「現代風」というところでしょうか。ターゲットが高校生(受験生)ということで、上記のようなことを意識しました。
このように、企画を立てる時には、なぜその企画を立てるのかの「企画意図」と大まかな「企画内容」を述べましょう。
サンプル映像
企画を考える際にもサンプル映像は使えます。何もないところから企画を考え出すのは非常に難しいです。その時、参考となる映像や企画を見つけ、それを案件に応じてアレンジする、という手法が非常に有効です。こうすることで、数も出せます。
「パクリなんて・・・」と思われるかもしれませんが、数ある映像作品も何かのパクリから来ているというのは有名な話。(ターミネーターもドラえもんのパクリ、というかアレンジらしいですよ!)何かの映像をアレンジすることが、つまりはオリジナル作品に繋がるので、サンプル動画をアレンジすることに罪悪感を感じなくても良いです!まったく同じ設定、内容だとマズイですが・・・。
そして、このサンプル映像を企画書にも記載します。たいていYoutubeから引っ張ってきますので、「タイトル名」「Youtubeのリンク」「QRコード」があれば、親切ですね。イメージしやすいように代表的なカットをスクリーンショットして記載しましょう。
簡易絵コンテ
2枚目に、簡易絵コンテを作ります。企画提案の段階では、1枚に収まる程の内容、つまり6~8コマで出すことが多いです。いわゆる構成案ですね。詳細な絵コンテは、実施が確定してから作ることがほとんどです。
例)
上記企画の簡易絵コンテです。6コマで、大体の流れが分かりますね。これだけだと雰囲気が分かりづらいですが、サンプル動画があるので、それとセットにするとかなりイメージが湧きやすいです。
映像を作る際に一番気をつけなければいけないのが、自分の頭の中の映像とクライアントのそれをできるだけ相違なくしておくことです。イメージが違ったまま進行してしまうと、編集の時、かなり痛い目に遭います。(「こんなつもりじゃなかった・・・」など、悲しいお言葉を頂くことになってしまいます)
映像イメージを共有するために使えるのが、サンプル動画+簡易絵コンテのセットです。
私は、打ち合わせでいつも最初にサンプル動画を見せ、その後、絵コンテに移ります。サンプル映像が、今回の案件ではこうなる、という流れで説明すると、一番イメージしやすいのでオススメです。
ここまでは、提案段階の企画書に盛り込みます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これで、無敵の(?)企画書の完成です!
企画書のフォーマットは特にないので、ご自身のセンスでパワポをデザインするか、オシャレなテンプレートを取り揃えているサイトもウェブ上に多数あるので、そちらも活用できそうです!
もちろん、企画書を作る前段階でクライアントの問題提起→映像案件のコンセプトの決定など、必要なプロセスはありますが、それはまた別の機会に!