動画撮影でビデオカメラ vs 一眼レフカメラ どっちが良い?撮影で使うカメラの選び方3つのポイント!

動画制作に絶対になくてはならないもの、それは撮影機材です。
そう、いくら抜群の企画力があって、ハイスペックなパソコンを持っていても、動画を撮影できなければどうしようもありません。
ご自分に合った撮影機材をそろえていただきたいものです。
動画を撮影するのに使うカメラには、だいたい次の2つのいずれかになります。
- 業務用のビデオカメラ
- 一眼レフカメラ
この他に、家庭用のビデオカメラなどもありますが、これはもう本当にサブ的に使うくらいですので、今回は説明を割愛させていただきます。
ここでは、動画制作で使うビデオカメラや機材を選ぶ時に気を付けたいポイントをお教えします。
【目次】
1 業務用ビデオカメラの特徴や選び方
まず業務用のビデオカメラは、テレビ番組の撮影に使われているものです。
テレビ番組は日々バンバン撮っていかないといけないものだし、短い撮影時間の中で、撮影中にいちいちピントを合わせることをしている暇はありません。
だから業務用カメラは、被写体全部にピントがきちんと合うようになっています。
どの被写体もきれいに映りますが、反面、映像が全体的にベタッとする印象もあります。
こういった業務用ビデオカメラは、現場の様子をそのまま撮影する、記録映像とかに最適です。
イベント撮影とか結婚式の風景をずっと撮るとかなら、業務用カメラが良いでしょう。
「どのカメラを選べば良いか」ですが、ソニーの業務用カメラが良いかと思います。
「NXシリーズ」というのがあって、初心者の人なら一番安いものでOK。「NX100」というのがおすすめです。
これが良いのは、データ保存用のSDカードを2枚入れられること。
撮影しながらバックアップがとれるわけですね。
SDカードって実は結構繊細なもので、SDカードを手渡ししたりすると静電気が発生して中のデータが抜けたり消えたりすることが、稀にあるんです!
これは恐怖ですよ…。
あと一眼レフカメラにはない特徴としては、キャノン端子(オーディオ関連機器のケーブルで使われる一般的な端子)が付いていること。
これは実際の動画撮影では便利なものです。
2 一眼レフカメラの特徴や選び方
一眼レフカメラは、一般の写真撮影に使われるカメラです。
業務用ビデオカメラとは違い、一つの被写体にピントを合わせて背景をぼかす撮り方ができます。
弊社のように広告用の動画を作りたいのであれば、絶対に一眼レフをおすすめします。
また、一眼レフカメラではレンズ交換ができます。
用途に応じてレンズを使い分けることで、思いっきりズームをかけたり、背景をものすごく綺麗に撮影したりと、多様な撮影が可能になります。
色彩もこちらのほうが豊かなので、映像を綺麗に撮りたいならこっちですね。
交換用のレンズとして、「とりあえずこれ持っとこ!」みたいなのは3つです。
- 標準レンズ
- 広角レンズ
- 単焦点レンズ
あと「ズームレンズ」というのもありますが、これはほぼいらないと思います。
カメラ選びについては、一眼レフで一番いいのはキヤノン。
色彩を感知するセンサーがすごい高性能で、色がむちゃくちゃ綺麗です。
今なら「EOS 5D」を持っておけば間違いないと思います。
でもこちら、30万円くらいしますので、これから動画制作を始める、ちょっと「動画制作やってみたい」というような人には、正直ちょっと敷居が高いのですよね。
そんな人はもっとお安い機種でも構いません。
何を撮影するのか、画質にどこまでこだわるか、ということによって違ってきます。
こういったものはゴルフなどと同じ。
最初からいい道具(クラブ)を買うのか、初めは安いもので始めて、途中で買い替えるか、です。
あと「レンズとカメラ本体と、どっちにお金かけた方が良いか」と聞かれることもあります。
これはなかなか難しいのですが、予算によってはレンズは標準レンズ一個でいいでしょうね。標準でも背景をぼかすことはできるし。
あと広角レンズとかはそんなに頻繁には使いません。
家の中とかマンションとかを広く見せたい時だけ。
3 実は大事な三脚
カメラとレンズについて、少し詳しくご説明しましたが、他にも大事な撮影機材があります。
「三脚」と「照明」です。
「え、三脚なんて、とりあえずカメラが固定できればいいんじゃないの?」
などと思われる人があるかもしれませんね。
ですが私が思うに、三脚はとても大事です!
ちゃんと動画撮影をやりたいのであれば、3万円以下の三脚は買わないほうがいいです。
安い三脚はブラブラするからすぐ分かります。
もちろん、水平器が付いてないのとかは論外。
かくいう私も、お金がない時代は5千円くらいの三脚を使ってたんですが…パンができないんですよ。
それで結局、手持ちで撮るはめになったりしていました。
おすすめは「Libec(リーベック)」です。
値段的にも3万強と安いのにしっかりしていて、パン(カメラを水平または垂直に動かしながら撮影する技法)がしやすいんです。
三脚はカメラが支えられればいい、というのははっきり言って素人です。
プロを目指すならば、ぜひ三脚にもこだわってください。
照明(ライティング)については、今はLEDの安い照明がいっぱいあるので、用意しておいたほうがいいです。
昔の照明はすごいでっかい物でしたが、今はほんとにすごくコンパクトになりました。
カメラの感度も良くなっているので、手持ちの小さめの照明が2つほどあれば全然大丈夫です。
実際、照明が明るすぎると映像が「白飛び」するので難しい。
ただ、撮影現場でのクライアントへのポーズとして、ある程度大きめの照明を使う時もありますけど。
まとめ
動画撮影に使うカメラは、業務用か一眼レフかの二択になりますが、どちらを選ぶかは撮影する目的次第です。広告動画を作るのであれば、絶対に一眼レフ。業務用ならソニー、一眼レフならキヤノンがおすすめです。
それと、三脚はしっかりしたものを用意してください。
以上、「動画制作で使うビデオカメラや機材の選び方3つのポイント」についてでした。
