撮影前にやっておこう!ロケハンの重要ポイント7つ~屋外編~
さて、前回は屋内のロケハン重要ポイントをお教えしましたが、今回は屋外でのロケハンのポイントをお教えします!
前回のブログでも初めに書きましたが、復習をしましょう。
ロケハンとは?
ロケーション=撮影する場所、ハンティング=捜すこと、つまり、撮影する場所(ロケ地)の下見という意味です。
目的などの詳細も屋内編の始めに書いているので、良ければ見てみて下さい。
屋内編は、こちらをクリック!
屋外のロケハン重要ポイント
【目次】
1.撮影する場所の広さ・環境と被写体との距離
2.音響環境
3.射光の向き・強さなど
4.滞在中の安全面
5.待機・休憩場所、トイレ・水道などの有無
6.集合解散の場所・移動時間
7.撮影許可の有無
8.おまけ
1.撮影する場所の広さ・環境と被写体との距離
インターネットでは広く見えていたけど、行ってみたらこの狭さ・・・ありがちです。
広さによっては映したくない背景を避けることが出来なかったり、 被写体との距離が上手くつかめなかったり。
都会で撮影の場合は 人通りの多さも気にしながら、色々な角度から引きと寄りを 撮影しておきましょう。
機材が多い場合は、置けるスペースも考えておいた方がいいですね。
場所の大小は最悪の場合、シナリオの修正やロケ地の変更をする必要が出てくることもあります。
ロケハンから実際の収録までは、余裕を持ったスケジュールが望ましいです。
2.音響環境
目で見えるものも大事ですが、屋外の場合は屋内以上に音環境も気配りが必要です。
大きな音でなければ編集で消すことも可能ですが、消せずに後日撮り直しなんて ことは簡単にできません。
工事の音や、車の音などには注意、こちらも1と同じく修正や変更が出てくることもあるので、ビデオカメラで撮っておくと一番いいでしょう。
3.射光の向き・強さなど
太陽光もそうですが、都会だとビルに反射される光も見ておく必要があります。
日差しや反射光の向きや強さは、時間帯で変わるものなので、朝方・昼間・夕方のうち、出来る限り当日撮影する時間帯を図って見ておくのがベストでしょう。
4.滞在中の安全面
危険な場所ではないか、ということです。何らかの機械であったり車の通り、工事現場など。よほどでない限り、撮影は続行 となる場合が多いですが、把握はしておいたほうが いいですよね。
5.待機・休憩場所、トイレ・水道などの有無
一つの場所で長時間の撮影になる場合は、待機場所を設置できるかどうかや、トイレの場所を探しておくのも必要でしょう。
6.集合解散の場所・移動時間
電車で移動してくる方がいるなら終電・始発の確認、駅までの距離、車両を借りるならそのレンタル時間など時間計算をしておいたほうがいいです。帰れないなんて事になっては大変です。
あとは、ロケ地が複数ある場合は次の撮影場所までの移動時間なども計算しておかなければいけません。
7.撮影許可の有無
ロケ地が決まったら、すぐに許可取得が必要かを調べて、必要な場合には申請にすぐ動き出しましょう。許可がおりなかったり、許可がおりるのに時間がかかる場合があります。
早めに動かないと撮影したい日に撮影できない!ということが、ごく稀に起こります。
おまけ
屋外ロケの場合にどうしようもないのが、お天気ですね・・・シーンによって、快晴がよかったり、雨天が 求められるなどありますが、先々の天気予報 を見て、出来る限りの対処を しておく方がいいです!
まとめ
いかがでしたか?屋内も屋外も調べる部分が似ているところもいくつかありますね。
今回の屋外に関しては5~7はインターネットで地図などの検索や問い合わせで先に調べたうえで、 ロケハンに行くと、探さなくてもその場所にあるかどうかの確認で済むので、その方が時間短縮になりますよ。
ロケハンを念入りにしておくと当日の撮影進行具合も変わるので、大切な事前準備です!